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ジェロントロジーに関する耳寄りな情報 第62回(ジェロ・マガ Vol.62[2023年8月22日]より一部抜粋)

このコーナーでは、ジェロントロジーに関連する、日々の生活や今後の生き方に役に立つ、あるいは「耳寄りな」情報をお届けいたします。

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今回は、先日8月20日に徳島県美馬市で行われたジェロントロジー講演会とワークショップの模様についてお伝えいたします。

午前・午後の2部制で行われ、午前の講演会では30名近く、午後のワークショップには20名近くの市民の方々にご参加いただきました。

講演会では、ジェロンロジー総合講座で「宗教・こころ」の講座をご担当いただいている髙瀨顕功先生にご登壇いただきました。
変わりゆく社会の中で「縁」がどう移り変わってきたか、現代社会において「つながり」をどう築くかなどをテーマとした1時間の講演のあと、人生の最期をどのように迎えたいかを考える「もしバナゲーム」を使ったワークショップを行いました。
(もしバナゲームの詳細についてはこちらのURLをご覧下さい。)

大切なことだとわかっていながらも、なかなか話題にすることが難しいテーマについて、ゲームを通じて、自分の新たな価値観の発見や他者の意見を聞くことでさらに視野を広げることができたと、参加者の方からご好評でした。

午後のワークショップでは、弊所研究員が進行役となり、「美馬市の未来」をテーマに、どのような市にしたいか、そのためには何ができるのかを考えました。

美馬市の現状や課題は世代ごとで感じていることが異なり、様々な世代が混じったグループでのワークを通じて、課題に対してどのようなアプローチが可能で、自分たちが主体者として何ができるかを議論しました。

2時間という限られた時間の中でのワークショップでしたが、市の現状や課題を抽出し、「こういう市にしたい!」というイメージに対して、他人任せにせずにできること・やりたいことを中心に話し合えたことが大変良かったと思います。

ぜひここで話し合ったことをきっかけにして、理想の美馬市の姿に一歩でも近づけるように行動を起こしていただければと思います。