動物とのかかわりが高齢者の心身の健康にとって良い影響をもたらすことについては、既に様々な視点からの研究・報告が出されており、International Federation of Aging(以下、IFA)は、1980年から2013年までの関連研究を整理しました。
その中では、ペットと高齢者の関係について「ポジティブ指標」と「あいまい、あるいはネガティブ指標」の2点から整理が行われています。
そのうち「ポジティブ指標」は、「身体的健康」「精神的・心理的健康」「精神的健康とウェルビーイング」「社会的健康」「経済的健康」の5つのカテゴリーでまとめられています。
(参考:International Federation of Aging (2014)
「Measuring the benefits: Companion animals and the health of older persons.」)
ここでは、この5つのカテゴリーの内容を簡単に紹介したいと思います。