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ジェロントロジーに関する耳寄りな情報 第46回(ジェロ・マガ Vol.46[2022年12月20日]より一部抜粋)

このコーナーでは、ジェロントロジーに関連する、日々の生活や今後の生き方に役に立つ、あるいは「耳寄りな」情報をお届けいたします。

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今回は、「観光施設における心のバリアフリー認定制度」について取り上げます。

「観光施設における心のバリアフリー認定制度」をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?
昨年(2021年)の9月から始まった制度ですので、ご存じない方がほとんどかもしれません。

この制度は、バリアフリー対応していたり、その情報を積極的に発信している観光施設(宿泊施設や飲食店等)に対して、観光庁が認定するものです。
認定を受けた施設・店では、認定マークを広報・PRを目的として使用することができます。

また、観光庁のサイトでは、認定された宿泊施設、飲食店等の一覧が、都道府県別に紹介されています。

認定されていれば、バリアフリー化が進んでおり、社員への教育も含めてご高齢の方や障がいのある方の受け入れ態勢が整っている施設・店だと言えます。

話は少し変わりますが、昨年実施された東京オリンピック・パラリンピックにおけるレガシーとして個人的に最も期待していたのは、各施設や交通機関等のバリアフリー化が進むことでした。

ただ、私は東京に住んでいますが、未だにバリアフリー化が進んでおらず、ご高齢の方や障がいのある方には移動が大変だろうな、と見受けられる場所が多々あるように感じます。

昨年から始まった「観光施設における心のバリアフリー認定制度」ですが、このように少しずつでもバリアフリー化が進むことが、より多くの人が生活しやすい社会を作り上げていくために重要であると考えます。
また、制度の対象となる施設の種類が、宿泊施設や飲食店以外にも増えていくことが期待されます。

もしバリアフリー化された宿泊施設や飲食店を利用したいと思ったら、前述の一覧を参考にされるとよいと思います。バリアフリー化に積極的に取り組んでいる施設・飲食店にご注目頂ければ幸いです。

参考:観光庁「観光施設における心のバリアフリー認定制度」のサイト(認定マークも見ることができます)