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ジェロントロジーに関する耳寄りな情報 第70回(ジェロ・マガ Vol.70[2023年12月12日]より一部抜粋)

このコーナーでは、ジェロントロジーに関連する、日々の生活や今後の生き方に役に立つ、あるいは「耳寄りな」情報をお届けいたします。

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今回は、私が生まれ育った浜松市のことを紹介しつつ、お正月太りを 防ぐためにも、健康と運動についてのお話をご紹介します。 現在、浜松市において、「健康はままつ21(第3次浜松市健康増進計画 ・第2次浜松市歯科口腔保健推進計画・第4次浜松市食育推進計画)(案)」 が新たに策定され、「パブリック・コメント制度」に基づき、 浜松市民からのご意見を伺っている状況です。

上記計画では、厚生労働科学研究班が3年に1度調査する「大都市別の健康寿命」で、 浜松市は令和元(2019)年に女性は76.65歳で1位、男性は73.74歳で4位となり、 女性は平成22(2010)年から4期連続1位、男性は平成22(2010)年から 平成28(2016)年まで3期連続1位と表記されています。 また、弊所が発刊する「全47都道府県幸福度ランキング2022年版(第6弾)」内の、 基礎自治体幸福度ランキング(政令指定都市・中核市)において、 浜松市が総合1位を獲得したことも記載されています。

令和4年度に浜松市が実施した市民アンケート調査によると、 日ごろ健康のために何か取り組んでいることはありますか、との質問に対して、 53.1%が「取り組んでいる」と回答しています。 年代別で見ても、20歳代で44.1%、30歳代で48.7%、40歳代で47.0%、 50歳代で49.8%、60歳代で59.3%となっており、およそ2人に1人の割合で 健康づくりに取り組んでいることが分かります。 健康づくりとして運動などを行うことが、健康寿命に影響しているかもしれません。

そこで、浜松市民であれば全員が経験し、浜松市の小学校の伝統行事として 行われている運動についてご紹介させていただきます。 それは、「30分間回泳」です。 これは、ただひたすら30分間プールの中で足をつかずに泳ぐというものです。 1966(昭和41)年に、浜松市小学校体育連合が主催となり、河川が多く、遠州灘にも 近い浜松地域で、水難事故に備え、30分間泳ぎ続けられる持久力を養うために スタートしました。

小学生の時から鍛え上げられてきた運動によって、高齢になっても元気に 暮らしていけるのかもしれません。 年末年始には、地元に帰省する方も多いかと思われます。 地元の伝統行事などを思い返すことで、趣味や生きがい発見につながるかもしれませ ん。 私は、30分間泳ぎ切るために小学校低学年からスイミングスクールに通ったことで、 今でも泳ぐことで大好きです。 年明けには、今度はプールの中で足をつけて歩くところから、 運動を始めようと思っています。