ジェロントロジーに関する耳寄りな情報 第117回(ジェロ・マガ Vol.117[2025年10月28日]より一部抜粋)
このコーナーでは、ジェロントロジーに関連する、日々の生活や今後の生き方に役に立つ、あるいは「耳寄りな」情報をお届けいたします。
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さて、足は第二の心臓とよく言われますが、手は第二の脳とも呼ばれています。手指は体の中でも運動や感覚の神経が多くあり、より細かい運動ができるように神経が密に分布しています。そのため、手指を動かすことにより脳の血流量が増え、脳の活性化や認知症の予防、運動機能を高める効果が期待できるといわれています。※
※医療法人松風会 江藤病院
今回は指の折り曲げでできるトレーニングをご紹介します。左右異なる動きをするのでちょっと難しいです。私も地域包括支援センター在籍時に毎週やっていましたが、なかなか上手くいかなかった思い出があります。2パターンご紹介しますので、空いた時間に試してみてください。
【ひとつといいね】
最初は、右手の人差し指のみを立て、1(ひとつ)の形にします。
左手は親指のみ立ててgood(いいね)の形にします。
それでは、この形を左右同時に入れ替えていきます。
右手を1、左手をいいね、次は右手をいいね、左手を1といった形です。
いかがでしょうか。
左右バラバラの動きをするのは案外難しいのではないでしょうか。最初はゆっくりと「ひとつといいね」と言いながらチャレンジしてみてください。
次は難易度が上がります。
【ふたつときつね】
今度は右手を人差し指と中指のみ立てて他は握り、2(ふたつ)の形を作ります。
左手は人差し指と薬指のみ立て、他は指先をくっつける形で「きつね」を作ります。
これを入れ替えていきます。
可能な限りリズミカルに左右同時に形を変えていきます。最初はゆっくりとチャレンジしてみてください。
いかがでしたか?
ひとつといいねの時よりも格段に難しかったのではないでしょうか。ぜひ日常の中で思い出した時にやってみてください。
ここまでは私が教わった形でしたが、他にも自治体が紹介していたりもしますので、是非お試しください。
※「脳トレ体操②左右異動作体操」江東区公式チャンネル
さらに難しいものも紹介されています。こちらは手指だけでなく身体を動かす動作も入っていますので、痛みが出ないよう無理のない範囲でチャレンジしてみてください。
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