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ジェロントロジーに関する耳寄りな情報 第139回(ジェロ・マガ Vol.139[2026年9月29日]より一部抜粋)

このコーナーでは、ジェロントロジーに関連する、日々の生活や今後の生き方に役に立つ、あるいは「耳寄りな」情報をお届けいたします。

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今回は、以前ご紹介した新たな防災気象情報とハザードマップについて、もう少しご紹介させていただきたいと思います。

まずは、Vol.131でもご紹介させていただきました、新たな防災気象情報についてのおさらいです。気象庁では今年の5月28日から新たな防災気象情報の運用を開始し、シンプルでわかりやすい情報体系・名称に整理されることになりました※1。
※1 気象庁「新たな防災気象情報について(令和8年~)」

ここ数ヶ月で多発している豪雨被害時にも、「警戒レベル○」のような報道をよく目にしたと思います。これにより「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の災害時に、同じレベル表記による避難誘導が可能となり、避難の判断を以前より行いやすくなりました。また、レベルには色分けもされており、レベル5(黒色)であれば非常に危険な状態である、というように視覚的にも避難の重要度が分かるようになりました。次に、気象庁リーフレットから、それぞれの災害についての危険箇所を、もう少し詳しく確認してみます※2。
・「河川氾濫」…川の水があふれる危険性があり、川の近くが危険
・「大雨」…線路の下やアンダーパス等に水がたまる可能性があり、土地が低い場所が危険
・「土砂災害」…山や斜面が崩れる危険性があり、山や崖の近くが危険
・「高潮」…海面が高くなり堤防を越える恐れがあるため、海の近くが危険
※2 気象庁リーフレット

このように同じ水害といっても、災害の種類によって危険箇所が大きく異なります。そのため、緊急避難場所への経路や、緊急避難場所も災害の種類によって変わる可能性があります。なお、8月に発生した千葉豪雨では、一部の地域で「大雨」と「土砂災害」に関する警戒レベル5が同時に出されたため、2つの災害の危険性を考慮した避難行動が必要であったといえます※3。
※3 消防庁「令和8年8月千葉豪雨による被害及び 消防機関等の対応状況(第13報)」

ここまで新たな防災気象情報について触れてきましたが、日本において忘れてはいけない水害と言えば、地震による「津波」被害です。2011年に起こった東日本大震災では、津波により未曽有の甚大な被害を出しました。津波は、上記とは全く別の浸水想定や緊急避難場所となりますので、津波被害が想定される沿岸部では、そのハザードマップも併せて確認が必要となります。国土地理院が公開している「重ねるハザードマップ」や、市町村が公開しているハザードマップでは、津波を含めた水害の種類ごとに浸水想定や緊急避難場所が確認できます。なお、弊事務局の所在地である千代田区のホームページでは、「河川氾濫」と「大雨」が一つのハザードマップとして公開されておりましたが、氾濫する河川の種類によってハザードマップが別であり、避難所の開設箇所が異なるようです※4。
※4 千代田区ハザードマップ

国土交通省は近年頻発している「土砂・洪水氾濫」を考慮した新たな算出方法によるハザードマップ整備に向けた自治体向けの手引きを、近日中に公表するようです※5。
この手引きが公開されれば、ハザードマップが更新される可能性が大いにあります。
※5 読売新聞オンライン

また、先日の閣議にて防災庁が令和8年11月2日に発足することが決定しました。防災庁の設置により、更なる防災への取り組みが加速することが予想され、そちらからの情報からも目が離せません。

「水害」ひとつ取り上げてもこれだけ多くの情報があり、災害時に急にこの情報を使いこなすことは、非常に難しいと思います。9月1日の防災の日は少し過ぎてしまいましたが、改めて皆さまがお住いの地域の最新のハザードマップを確認し、家族や友人等と防災について話してみるのはいかがでしょうか。また、ご自身の居住地のみでなく、職場や学校などの日常的に長い時間を過ごしている場所についても、ハザードマップを確認し、災害時の行動について再確認してみるのとよいのではないかと思います。